【No.455】 島唄

お元氣様です!
一昨日、八重山へ行く飛行機の中にある冊子「Coralway」
その中に宮沢和史さんの記事がありました。
ヒット曲THE BOOMの「島唄」について書かれたものです。




一部をご紹介します・・・
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島唄を作ったのは今から20年前。沖縄と出会った頃で、敗戦後の日本の復興の背景に、20万人という死者を出した沖縄戦の犠牲者があったことを、僕は沖縄へ行くまで知りませんでした。
ガマと呼ばれる防空壕を歩いたとき、土の中に眠る魂を風に乗せて解き放してあげたいという思いにかられ、鎮魂の思いを込めて平和を祈る歌を作りました。それが「島唄」です。

(中略)

・・・中国、薩摩、日本、アメリカと繰り返し搾取されてきた歴史、サトウキビ畑の下のガマで手榴弾を持ち、どうして別れなければいけないのかと向き合う2人。男女の悲哀の歌のようですが、無知だった自分が衝撃を受けた事実を徹底的に歌詞に入れ込みました。
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この後、文書の中では、県外者の自分がこの歌を発売する事へのとまどいがあった
という一文もあります。
沖縄について、いろいろな事を知るほど、そしてこの歌がヒットするほど、
様々な思いもきっとあった事でしょう。

「島唄」
でいごの花が咲き
風を呼び 嵐が来た
でいごが咲き乱れ
風を呼び 嵐が来た
繰りかへす哀しみは 島わたる 波のよう
ウージぬ森で あなたと出会い
ウージぬ下で 千代にさよなら
島唄よ 風にのり
鳥(しびとの魂)と共に 海を渡れ
島唄よ 風にのり 
届けておくれ わたしぬ涙
でいごの花も散り
さざ波がゆれるだけ
ささやかな幸せは うたかたぬ波の花
ウージぬ森で うたった友よ
ウージぬ下で 八千代ぬ別れ
島唄よ 風に乗り
鳥とともに 海を渡れ
島唄よ 風に乗り
届けておくれ 私の愛を
海よ
宇宙よ
神よ
いのちよ
このまま永遠に夕凪を

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