【No.1179】 今こそ文化のチカラを!

今読んでいる本です。
ちょうど今、前向きな悩みがあります。
大きな意思決定をしなければいけない。
その事を考えている時にふとこの本と出会いました。



読谷村長を1974年から6期、23年半も務められた山内徳信さん。
そんな山内さんが村長に就任した翌年に掲げた将来像は、
「人間性豊かな環境・文化村づくり」
当時の読谷村の総面積の73%が米軍基地だったそうです。
この基地の重圧に村の人びとが精神的に押しつぶされることがあってはいけない、
それを乗り越えていく村づくりの構造を、文化の構造に求めました。
こんな事も書かれています。
私たちは日々の仕事や暮らしの中で、目先のことばかり追っかけてはいけないと思います。
もちろん、現実の生活を否定するものではありませんが。21世紀を迎えた今、日本のリーダー
たちに求められるのは、10年先、20年先、50年先、100年先を見通す想像力を持つことでは
ないでしょうか?。あまりにも日本の人びとは豊かさの中で理想とか夢とかロマンとか、
あるいは誇り、プライドを失い過ぎたと私は思っているのです。

そんな山内さんが具体的に取り組んだ事として、
途絶えていた読谷山花織を前村長の取り組みもきっかけにしながら、この織物を復活させました。
さらにやちむんの里を作り、沖縄でも有名な焼物産地を形成しました。
この本が出版された当時で、読谷山花織に従事している関係者で170人、焼物の窯元が43も
あります。
もう一つ、この本の中で注目した一文です。
村長在任中、私に「文化は金儲けができるのか」とたずねた人がいた。
私は「文化は金儲けもできますが、しかし銭儲けだけじゃありません。人びとにどれほど勇気と
誇りを与えるか分かりません」・・・

まさにその通りだと思います。
お金も大切、それに加えて地域の人びとに勇気と誇りを与える。
それが文化のチカラ。
沖縄は今大きな岐路に立たされています。
基地を引き替えにしたアメで、さらに合理化、近代化、画一化、消費されてしまうか。
沖縄の持つ宝物を活かして、守るべきモノを守り、内発的に発展していくのか。
僕は絶対に後者の方で発展すべきだと考えます。
その時に必要なのは、やっぱり文化のチカラ。
この山内さんの考えも噛み砕きながら、
自分自身でしっかり意思決定します。