【No.1193】 生み出すコト と 消費されるコト

昨日の新聞で、沖縄にUSJ(ユニバーサルスタジオジャパン)が名護に建設される
可能性があるという報道があった。
9月で閉店する沖縄三越の跡地には、よしもとの劇場ができるという。
こんな感じの話があちこち聞こえてくる。
挙げ句の果てには、カジノの構想もある。



僕の個人的な意見としては、どちらも沖縄にはいらない。
USJ、よしもとに行きたければ、大阪に行けばよい。
(別にUSJもよしもとも嫌いじゃない。むしろよしもとのお笑いは好き!)
基地と引き替えに落ちてくるお金。
観光客1000万人に向けた動き。
人と金が集まる場所に、当然そこに目をつけた企業もやってくる。
それはある意味仕方がない事だし、
その動きを変に止める事はなかなかできない。
地域を活性化するために、経済はとても大事。
ただ、人も金も大量に流れるようになると、必ず「 消費 」されていく。
地域の自然、地域でしかないモノ、できないコト、
地域の宝物を守り、「消費」の量より、「生み出す」量が多くなること。
それと、地元の会社、人々が主体になること。
それが持続的に内発的に地域が発展していく事だと思う。
今、沖縄に投入される外からのお金、観光客数の目標数値は、
地元の宝を守る、生み出す事より、「消費」が圧倒的に多くなる。
消費が多くなれば、資源は減っていく。
一時的には経済的な指標がアップしても、そのお金は沖縄県外にほとんど流れるし、
何よりも長くは続かず、沖縄の大切なモノは失われる可能性が高い。