【No.1245】 企業も意思表示する!

昨日は僕が最近気になっていて、ぜひお会いしたいと思っていた
イトサンの大城社長のもとへ。



大城社長は会社の主力商品であるもずく産業を守るために、
今回の辺野古埋め立てをしてはならないと新聞等で意思表示されています。



大城社長も僕のコラムや新聞記事も読んでいただいていたようで、
お互いの考えや思いをいろいろとお話させていただきました。
その中で、海人(漁師)として食べていくのが厳しい現状。
そして、辺野古だけでなく、糸満や那覇空港第2滑走路などの埋め立てによって
沿岸漁業やもずくの養殖に影響が出るにもかかわらず、
海を守る事よりも、どうしても補償金をもらう事を多くの海人が選択してしまう現実をお聞きしました。
そのためにも、海人が食えるための「 漁業+α 」のビジネス・産業をどう作るかが大きなテーマだと
おっしゃっていました。まさにその通りだと思います!
しかし、補償金をもらってしまうと、どうやって食べていこうかという思考すらしなくなってしまう。
ここが大きな問題となっているようです。
確かにそうなのです。
補償金、補助金がすべて悪ではないが、安易にそれをもらってしまう事は、
例えば今回の例で言うと、今の世代はお金が入るが、次の世代に残せるものがなくなってしまう。
さらに言えば、海は決して海人だけのものでもなく、すべての人の共有財産でもあります。
辺野古への新基地建設によって、(1つの側面として)自然環境の破壊という大きな負がある。
またそれによって発生する補償金、補助金などによって、人々の自立していくための思考まで奪われる。
さらに、自分達だけ、今の世代だけ、という狭い視点、短期的視点での意志決定になってしまう。
沖縄の根本的な思想である「自然崇拝」、「祖先崇拝」といった最も大切な部分が
崩れ去ってしまう事にもつながりかねない。
そんな状況だと思うのです。
声をあげて、しっかり意思表示をしなければいけない時期にきている。
個人はもちろん、僕ら企業も同じだと思います。
昨日も大城社長とこの話をしましたが、企業として声を上げる、意思表示をするのは
勇気もいるし、リスクもあります。でもそんな事はもう言っていられません。
それは、特定の思想とか、政治とか、そんな事ではなく、
とにかく沖縄の大切な宝を守りたい。
ただそれだけなのです。