【No.1287】 沖縄の転換点
昨日は沖縄県知事選挙の投開票日があり、
前那覇市長の翁長雄志氏が当選した。
とにかく沖縄の民意は改めて示された。
事前の調査でも、今回の争点は経済を抑えて基地問題がトップになった。
そして、この調査結果が示すように
普天間基地を抱える宜野湾市、新基地を建設されようとしている名護市でも
翁長氏が現職の仲井真氏を上回っている。
これはとても大きな意味を持つ。
![](/wp-content/uploads/tida/DSC05041.jpg)
いよいよこれから。
政府は知事選の結果に関係なく、辺野古の新基地建設を強行するであろう。
そして、経済など様々な場面で嫌がらせをしてくるだろう。
沖縄は今後かなり厳しい道のりになる。
それでも屈しない。
あきらめない。
その覚悟が今回の民意だと思う。
もはや右とか左とか、保守とか革新とか言っている場合じゃない。
これまでもそうだが、沖縄内部で対立させるのが政府の常套手段。
ここでまた内部分裂をすれば、政府の思うつぼだ。
お互い批判し合うのではなく、
外のパワーに頼りすぎず、沖縄が沖縄自身のパワーで、どう沖縄を良くしていくか。
すぐには無理かもしれないけど、
右も左も、様々な思想を越えて、みんなで考え、行動する状況を少しずつ作っていく時ではないか。
今回の選挙は表面的な人間の欲望レベルではなく、
平和、子や孫の世代のために・・という根っこの部分で
沖縄の人々が誇りを持った意思決定したといえる。
もう沖縄が犠牲になって、その見返りにもらうカネで豊かになるのではなく、
沖縄が自らの資源で、自らのチカラで、
自然や、子や孫の世代という長期的視点を持って豊かになっていく。
自立か依存か
沖縄にとって大きな転換点である。
この流れに微力ながら貢献していきたいと思う。