【No.1367】 伝統だから残すのか。。

昨日は再び金細工のまたよしさんの所へ訪問しました。
今回は首里城公園の方、そして行政の方も一緒です。
行政の方に、沖縄の金細工の現状をぜひ聞いて、見ていただきたかったのです。



もう昔ながらの金細工のモノづくりができるのは、又吉さんだけです。
このカタチのモノづくりは何とか継承してほしい。
もう時間がありません。
それでは、永く続いているから、伝統だから残すのでしょうか?
僕は必ずしもそうではないと思っています。
大事な事はなぜそのモノづくりが永く続いてきたのか。
そして、業界やその他の物事にどう影響を与えるのか。
だと思います。
金細工でいうと、沖縄の舞踊の世界とも繋がっています。
又吉さんの本物のモノづくりがなくってしまえば、舞踊の世界にも大きな影響を及ぼします。
そこから沖縄の、その地域の価値観や美意識といった部分がゆっくりと変化していってしまう。
ここが大事な部分だと思うのです。
様々な技術革新や新たな物が生まれたりする事で、僕らのライフスタイルが変わり、
それにともない人々の意識も変化していきます。
特に現代の経済中心、効率化といった大きな変化の中で、変化せずに生き残ってきた物や
事の存在はとても重要だと思います。



もちろん、伝統をそのまま残すだけでは今の時代もうダメかもしれません。
変えていく部分も必要かと思います。
産業として残すのか?
文化として残すのか?
いろいろな議論も必要でしょう。
まだこれからどうなるかは分かりませんが、
今回、行政の方に来て、いろいろヒントもいただく事ができました。
僕らも微力ながら力になれればと思います。