【No.1439】屋取(やーどぅい)通信13:流通について

ゆいまーる沖縄の移転プロジェクトをレポートする屋取(やーどぅい)通信。
13回目は流通についてです。
いよいよ南風原での業務がスタートしました。
3日間というかなりタイトなスケジュールでしたが、
社員みんなが本当に頑張ってくれました!
大きなトラブルも無く、ほぼ予定通りに作業も進行しました。
今回の移転で僕が大きく進化させたいと思ったのが、
倉庫、物流機能です。



1988年の創業時、沖縄のモノはまだ県外でほとんど知られておらず、
県内の観光業も、店頭に並んでいるモノはほとんど県外産、海外産でした。
そんな中で、ゆいまーる沖縄はメイドイン沖縄の商品を県内外に発信していきました。
それから約30年近く経過して、沖縄のモノは県内外でもかなり認知され、
工芸品についても、作り手と売り手が直接つながるという流れも出来てきました。
しかし工芸品についは、情報発信や売る事ができる人と
それができない人に分かれます。
そもそも1人で生産をしている工房さんも多いので、
他の作業をすればするほど生産量が下がってしまい、収入も下がってしまう。
「作ることに集中したい」という作り手もまだたくさんいらっしゃいます。
そんな皆さんのためにも、工芸流通の仕組みを整える必要があります。
しかし、工芸品の商売で売上、利益を出すのはそんなに簡単ではないという事を
実際に経営をしてみて痛感しています。
生産量に限界がある、発注から納期までのリードタイムの不安定さ、
梱包・発送の労力も他の沖縄物産に比べるとかなり掛かります。
その分流通の仕組みをかなり効率化していかなければいけません。
詳しくは秘密(笑)ですが、、
倉庫レイアウト、棚への配置、通路幅も作業が効率化されるように設定されています。





あとは作業台も新調し、立ってすべての作業ができるようにしました。
台の高さも微調整しながら決定しました。



これらの作業も、僕は全体の考え方を伝えましたが、
後は社員がここまでカタチにしてくれました。
本当に頼もしいです!
まずは当初イメージの50%までできました。
これから残り50%の詰めの作業を行っていきます。
ゆいまーる沖縄は、これまでのくくりでいうと卸売業です。
ただ、僕自身が「卸売業」という言葉自体はあまり好きではないのと、
業界の「卸」に対するイメージがあまり良くないという部分はあると思います。
確かに、単に商品を横流しするだけの機能ではもう存在意義はないです。
しかし、先ほどもお話したように、
沖縄のモノづくりの状況を考えると、中間業者の役割は無くならないし、
ある意味その重要性は増していると感じています。
3年前に僕が描いたビジョンがあります。
流通を軸としながら、これまでの流通の次元を越え
今までにない新しい業種を創る事です。
この時描いたイメージのメモは、いつも鞄に入れて持ち歩いて
なにかあればそのメモを見て潜在意識に落とし込んでいます。
ようやくこの移転でハードのカタチは見えてきました。
やる事はまだまだたくさんあります。
いよいよこれからです!
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【 移転のお知らせ 】
ゆいまーる沖縄株式会社は11月16日から南風原町宮平に新事務所を開設いたしました。
移転先では新店舗もオープンし、さらに皆様の信頼にお応えできるよう努めてまいる所存でございます。
店舗の開店は12月中旬頃になりますが、この場を通じてより充実したご提案ができるよう尽力して参ります。
今後共どうぞよろしくお願い申し上げます。
◆新住所
〒901-1104 沖縄県南風原町宮平652
◆新電話番号とFAX番号
① 098-882-6990(代表)
② 098-882-6991(島内営業課)
③ 098-882-6992(島外営業課)
④ 098-882-6993(島外営業課食品チーム)
⑤ 098-882-6994(EC事業部)
⑥ 098-882-6995(直営店舗)
⑦ 098-882-6996(FAX)
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