【No.586】 沖縄のモノづくり活性化に向けて
お元氣様です!
今回はちょっとマジメに・・ 【笑い】
改めて沖縄のモノづくを活性化させるための考えを整理したいと思います。
去った9月19日にメイド・イン・沖縄・プロジェクト主催のイベント【永く愛されるデザ
インとは~古くて新しい発見~】が行われ、インテリアデザイン、店舗デザインで活躍
されている(株)神谷デザイン事務所の神谷和徳氏、そして(株)プラザハウスの平良
由乃社長をお招きし、講演・対談をしていただきました。
お二方からは、普遍的で継続していくための要素をお話していただきました。
お陰さまでイベントは大盛況でした。お越しいただいたみなさま、
本当にありがとうございました!
このメイド・イン・沖縄・プロジェクトの活動は、昨年までゆいまーる沖縄(株)が運営
をしてきましたが、今回のイベントからNPO法人メイド・イン・ジャパン・プロジェクト
(代表理事 赤瀬浩成氏)の沖縄支部となり、その支部長を私が務めさせていただいて
います。
私たちゆいまーる沖縄(株)の経営目的の1つに「琉球の自立を目指す」という項目が
あります。沖縄は財政依存率が高く、外からお金をもらうという体質になってしまって
います。外から与えられ続けている一番のマイナス要素として、「自ら考え、行動する
チカラが衰えるコト」だと僕は思っています。
例えば、●●農法とかのように与える水を極限まで減らす。すると、植物は本来持って
いる生命力を最大限引き出して、とっても甘い果実や野菜ができるというものがあります。
また、子供の頃から何でも与えられ、甘やかされて育った人は、自分で何とかしようという
チカラが弱くなってしまいます。
これは企業も同じで、例えば経営が窮地に立たされた時、そこで社員が結束し、何とかしようと
創意工夫が生まれる。苦境を乗り越えた会社が強くなっていくのはそのためです。このよ
うに、与えられ続けていくと脆弱な体質になるというのは自然の摂理だと思います。
それは1つの地域にも当然当てはまる事です。自立のための阻害要因を取り除き、
価値を創造する活動が沖縄には必要不可欠だと考えます。
その価値を創造する活動の1つが、モノづくりによる地域の活性化です。
ただし、モノづくりといっても、ただ単に売れれば良いという訳ではありません。
流行に乗って売れるのではなく、地域の価値を高め、永く売れ続ける本質的なモノ
づくりである必要性があると思います。
特に沖縄は観光立県という事もあって、お土産や沖縄物産といったジャンルで「何と
なく売れてしまう」という現状があります。国内の他産地が疲弊している事を考えると、
沖縄はかなり恵まれた地域なのです。そのため、流行に左右され、短命で本質的でな
いモノづくりが多くなっています。
このような現状を変え、本当の意味でモノづくりを活性化させる。
そのためには、短期的な視点ではなく、10年後を見据えた本質的なモノづくりの考え方
をまず浸透させていく必要があります。それがこのメイド・イン・沖縄・プロジェクトの活動
の1つです。
今後はこの活動を継続して、沖縄全体に広げていきたいと考えています。
フェイスブックで活動状況を報告していますので、ぜひご覧ください。
■メイド・イン・沖縄・プロジェクト フェイスブックファンページ
http://www.facebook.com/MadeinOkinawa
今後ともよろしくお願いいたします!
Keep Walking!