【No.1037】 一緒に考える

昨日もとある工房さんへ。
一緒に商品開発をしているのですが、モノはすでに出来上がり、
昨日は数字とにらめっこでした。



手工芸の世界では、どうしてもドンブリ勘定になってしまうことが多いのですが、
そのために、忙しいのに気が付いたら利益が無かったとか、少なかったという話は良くあります。
そうならないために、製造に関わる数字をすべて出していただき、
販売価格、卸価格を設定したときにどのくらいの利益が出るのか?
さらに、5年後、10年後にその工房さんがどんなスタイルでモノづくりをしたいのか?
そのためにいくらの売上、利益を出すのか?雇用する人数、タイミングなども考えます。
ただ新商品を作るだけでなく、
理想とするモノづくりを続けていくために、一緒に将来ビジョンを考える。
そのビジョンに向かうための数字を徹底的に洗い出す。
とても大事な行程の一つです。