【No.1284】 量を追いすぎる事の危うさ
知事選もあと1週間と迫っている。
候補者それぞれの方針が出そろっているが、その中の1つは量を追うという
典型的なこれまでの経済成長物語を掲げているように思える。
観光客1000万人!鉄軌道も造ります!USJも誘致します!カジノ造ります!・・・
正直、なんかイケてないなと思う。。
ある意味今の(これまでの)右肩上がりの経済成長の波に乗ってはいると思う。
ある意味とても具体的だし、一括交付金とか国からどんどんお金をもらえれば
かなり現実的ではあるかもしれない。
でも、今どきこんな方向性ってやっぱりどうなんだろう!?
ホテルとかテーマパークとかこれからどんどん出来てきて、
なんか今はさびれてしまっている観光地の流れになりそうだな。
イケテないリゾート地まっしぐらだ。
そもそもこんな沖縄になってしまったら魅力を感じるのだろうか?
一昨日の琉球新報で、JTBの社長もこう言っています。
やっぱり旅行会社のプロは沖縄の魅力をちゃんと分かっているのではないでしょうか?
最近はこんな記事も、、
小さな島もどんどん開発されていくのか。
確かに短期的に数字が伸びそうだけど、
なんか沖縄が主体でないし、外のパワーに依存しているし、何よりも短期的な視点すぎるし、
これでは沖縄がどんどん消費されていくような気がしてならない。
結局見た目の数字は増えても、ザル経済という沖縄の構造は変わらないのではないか。
それより、少し時間が掛かっても長期的視点で、沖縄が主体となって、
持続発展的、育むようなやり方が沖縄には必要なのではないかと思う。
稼げると見込めれば、どんどん外から大きな会社が沖縄へやってくる。
そして、もう稼げないと分かれば撤退する。
でも、沖縄に住んでいる人はどうでしょうか?この島を捨てて出て行くのでしょうか?
そんな事はできるはずがない。
確かに目の前のお金、暮らしも大事だけど、
10年後、30年後、50年後のお金、暮らしはもっと大事だと思う。
そのためには、今までとちょっと違った視点で物事を考える事が必要。
そんなわけで、
僕からすると
「 今の流れは止た方がいい! 」
って思うわけです。
11月16日は沖縄県知事選挙。
まずはみなさんそれぞれの意思を持って投票に行きましょう!