社長コラム

最近思う事。
これから日本の人口はますます減少していく。
減少するだけではなく、高齢化していく。
そして経済も衰退し、都市部への人口集中も加速していく。
ほとんどの地方はこれからさらに厳しい状況に追い込まれていくという予測だ。

そんな中で、地域活性化の取組みはあちこちで行われている。
地域を活性化させていく事はある意味大事だと思う。
ただ、沖縄や他の地域の事例を見ていて、
大きなお金を投入して、その地域の身の丈に合わない地域活性化がなんと多い事か。
そもそもこれからいろいろな事が縮小していく時代に、
「活性化」という言葉が果たして適切なのかと思う。
「活性化」という言葉が良い地域もあるけど、
多くは、「（前向きな意味で）地域をどう維持していくのかという仕組みづくり」
が適切ではないかと思う。
無理に何でもかんでも「活性化」しようとするから、
逆に地域が衰退してしまう。
人口は永遠に増え続けるわけではない。
その流れを変えるような行為も必要かもしれないけど、
僕はその変化に対抗するのではなく、素直に受け入れ、寄り添い、
そこで生きていく私たちの価値観や生き方を変えていく事が必要だと思う。
金と物で突っ走ってきた20世紀、
その流れを変える良いチャンスではないか。