【No.1457】次世代に伝えていくこと
昨日は、3月12日に南風原町で行われる琉球かすりのイベントについてのミーティング。
南風原町観光協会の方と、琉球絣組合の理事長と一緒でした。
組合の理事長に、現在のかすり産地としての課題をお伺いしました。
その中で、織手の世代が、今の理事長の世代と30代くらいの世代はいるのですが、
ちょうど間の世代がすっぽり抜けてしまっているとの事でした。
その理由を聞くと、
「琉球かすりというモノづくりを地域の子供達に伝える」という事を
やっていない時期があったとの事。
昔は、南風原の本部、照屋、喜屋武を中心に織手がたくさんいたので、
子供達は自然と琉球かすりに触れる機会もあったが、時代の流れとともに
携わる人が大きく減少してきました。
そうなると、「意識的に次世代に伝える」という行為が必要になってきます。
この話は、たまたま先週お伺いした紅型工房さんでも同じ話を聞きました。
モノづくりを次世代に伝えるという行為はとても時間がかかります。
だからこそ、様々な課題はありつつも、何とか売れている今のうちに
次の世代を見据えたアクションが必要だと思います。
そんな思いもあって、今回実現した企画。
琉球かすりの作り手、関係者、そして地元南風原の高校生も集まって、
琉球かすりの魅力を地元沖縄のみなさまにお伝えします。
私も関わっているメイド・イン・沖縄・プロジェクト、
そして、ゆいまーる沖縄もこのイベントのお手伝いをさせていただきます。
もっと知りたい「琉球かすり」公開講座
琉球かすりについて分かりやすく、南風原町がこれまで継承してきた素晴らしい伝統産業の琉球かすりについて語ります。
特別ゲストに南風原高校郷土芸能部をお迎えして、公開講座開催致します。皆さまのご参加お待ちしております。
■日時:3月12日(土)午後1:30~午後5:30
■会場:南風原町琉球かすり会館
■内容:
午後1:30〜午後3:00 かすりの道ツアー(参加費1000円)
午後3:30〜午後5:00 公開講座(無料)
■お申し込み・お問合せ
南風原町観光協会TEL851-7273 担当:金城