【No.1476】6月23日 沖縄慰霊の日です。

今日、6月23日は沖縄慰霊の日です。
【沖縄慰霊の日について】
1945年6月23日に沖縄戦の組織的戦闘が終結したことにちなんで、琉球政府及び沖縄県が定めた記念日である。復帰前は、住民の祝祭日に関する立法(1961年立法第85号)に基づく公休日とされた。
1972年の日本復帰後は日本の法律が適用となって慰霊の日は休日としての法的根拠がなくなったが、1991年に沖縄県の自治体が休日条例で慰霊の日を休日と定められたことによって、沖縄県内では法的に慰霊の日が休日となった。



あくまで組織的戦闘が終わったとされたのが6月23日であって、
その後もゲリラ戦が沖縄各地で起こり、その後もたくさんの方が亡くなっている。
1945年、日本の配色が濃くなっていたが、日本本土決戦に備えて
時間かせぎの捨て石作戦の犠牲となった沖縄。
沖縄戦は20万人余の人々が命を落とした。
中でも一般住民の犠牲が多く、アメリカ軍の攻撃だけでなく、
日本軍からスパイ容疑をかけるなどして殺されたり、
軍命・誘導によって集団自決の犠牲になった住民もいた。
「ありったけの地獄を集めた」と表現された沖縄戦から今年で71年。
戦後、銃剣とブルドーザーによって強制摂取し建設した基地の存在。
基地がある事によって引き起こされる事件、事故の数々。今年もまた新たな犠牲者が出てしまった。
それでもなお、沖縄の民意を無視し、辺野古へ新基地建設を強行しようとしている日米両政府。
捨て石となった沖縄と日本、アメリカの構図は今も何ら変わっていない。



そして、戦争はなぜ起きるのか?という事である。
戦争の悲惨さは語り継いでいかなくてはいけない。
ただそれだけではなく、戦争が起きる構造を私たちは知っておく必要がある。
戦争にはいろいろなケースがあるが、
その1つは、私たちの暮らしと関わっている「経済」とつながってくる。
実質破綻していると言っても良い現代資本主義をさらに成長させようと思うと、
そこには軍需産業の存在があり、経済成長のために戦争が引き起こされるというケースもある。
そして、これらの行為のひずみが世界各地で発生している。
戦争が起きる構造を知ることは、「私たちはどのように豊かになっていけば良いのか」
を考えるきっかけになる。
これまでの金と物を追い求める豊かさのモノサシではなく、
新たな豊かさへの価値転換が求められいるのではないか?
これだけ悲惨な地上戦を経験した沖縄は、
平和と新たな豊かさの価値観を発信する役割を担っていると思う。



ゆいまーる沖縄は本日はお休みをいただき、
社員皆で糸満市にある魂魄の塔を訪れ、祈りを捧げます。