【No.1481】何のための商品開発なのか?

先日、ゆいまーる沖縄がお手伝いさせていただいている
沖縄県の製品開発関係事業の全体ミーティングが行われました。
この日は、ゆいまーる沖縄も大変お世話になっているデザイナーの金城博之さん、
そして、育陶園の高江洲若菜さんから、今回一緒に取り組む工房さんに向けて
お話しをしていただきました。



僕がこの事業で大切にしているのは、
「 何のための商品開発なのか? 」
をしっかり考え抜く事です。
絶対にやっていはいけない事は、
商品開発のための商品開発をしてしまうこと。
工房さんにとっては、今商品開発をする必要はないのでは?
という事は多々あります。
沖縄の状況からすると、工房さんにとってシアワセなモノづくりをし続けられる事が
1つのテーマだと思います。
「シアワセ」とは非常に抽象的な言葉ですが、
これは人によって様々な「シアワセ」のカタチがあります。
なので、このプロジェクトでは、それぞれの工房の「シアワセ」を明確にもらいます。
特に数字についてはきっちり落とし込みます。売上、製造原価、粗利、一般管理費、営業利益、
現状、そして5年度どうしていくのか?
もちろん数字以外の事も、、「シアワセ」のカタチを具体的に描きます。
加えて、「モノづくり」だけの時代は終わりを告げた現在、
「モノづくり+α」を考えていかなければいけません。
3月という短い期間ですが、
「シアワセのカタチの明確化」、「モノづくり+α」について
作り手のみなさんと一緒に徹底的に考えていきたいと思います。