【No.1501】「シマノネ」について/その① デザインを沖縄の資源に
新ブランドの「シマノネ」をリリースしました。
今回は沖縄県立芸術大学とのタイアップによって7月から企画をスタートさせ、
約9ヶ月間でリサーチ、デザイン開発、コンセプト決定、試作、販売と、
これまでのスタイルからすると、かなり駆け足で動いてきました。
このシマノネについて、僕の思いや考えを数回に分けてお伝えしたいと思います。
今回はその①、「デザインを沖縄の資源に」です。
物的資源が乏しい沖縄。
これは、沖縄に限ったことではなく、世界を見ればそのような国や地域はたくさんあります。
以前行ったフィンランドも同様です。
そんな中、この国ではデザインを国策として力を入れてきた歴史があります。
フィンランドで見たブランドや、取り組みについて現地の方にお話しを聞いた時に、
沖縄でもデザインを資源として活かしていく事は、今後更に必要だと感じました。
豊かな自然、今も残る精神文化。
それらとつながる生活文化。
そして、染織、漆、やちむん、ガラス、金細工など、
工芸の職人達は、作り手であると同時に、ある意味デザイナーでもあります。
これらを沖縄の資源ととらえ、デザインというキーワードで紡いでいきたいと思います。
なので、シマノネは沖縄をテーマにした雑貨ブランドではありません。
沖縄から発露したデザインを、様々なモノやコトに活かしていくデザインプロジェクトです。
今回、未来の沖縄のデザイン業界を担う沖縄県立芸術大学の学生みなさんが
とっても素敵なデザインを創ってくれ、さらにデザイナーの山本愛子さんに、
学生のデザインを製品化に向けた監修をしていただきました。
今後これらのデザインがさらにどう活かされていくのか。
ぜひご期待ください!
*4月10日まで、那覇市のデパートリウボウさん2F lalala streetで、
シマノネの企画を開催していますので、ぜひお越し下さい!