【No.1503】経営と沖縄にとって最大のリスク

北朝鮮とアメリカの関係が緊迫しています。
この状況にあわせて、沖縄の米軍基地では有事を想定した動きがみられます。
最近の報道を見て、2001年の恐ろしい記憶が蘇りました。
この新聞記事は、2014年5月9日の琉球新報に掲載されたインタビュー記事です。



2001年9月11日の米国同時多発テロ以降、「沖縄は米軍基地があるので
テロの標的にされるのではないか」という事で、観光客のキャンセルが続出し、
沖縄観光は大ダメージを受けました。
当時、「沖縄は安全」というキャンペーンが大々的に行われました。
しかし、このインタビューで話したように、僕はむしろ沖縄は基地があるから危険だと思うのです。
とにかく沖縄に米軍基地が存在が、観光が大きな産業である沖縄県、
そして、観光業に携わっている僕らのような会社経営にとって最大のリスクです。
米軍基地については抑止力の話が出ます
(そもそも「抑止力」という言葉が一人歩きしすぎて、本質的な議論になっていないとは思いますし、
僕自身、国の防衛自体は否定はしません)が、
この抑止力の事を言うのであれば、なぜ米軍基地の大部分が沖縄に集中しているのか。
ここに沖縄の地理的な特性だけではない、別の問題があると思います。