【No.523】小善は大悪に似たり

お元氣様です!
今日は久しぶりに稲盛和夫さんの言葉です。

小善は大悪に似たり

(『心を高める、経営を伸ばす』より)
リーダーは、愛情をもって部下に接していかなければなりません。しかし、その愛情は、いわゆる溺愛であってはならないはずです。
“大善と小善”ということばがあります。
たとえば、かわいいために子どもを甘やかし、そのために成長するに及んで、人生を誤ってしまうということがあります。逆に、子どもを厳しく教育し、しつけていくことによって、素晴らしい人生を歩むということがあります。前者を小善、後者を大善といいます。
職場においても、様々な上司がいます。その中には、部下の意見を聞き、若い人たちがやりやすいようにしてあげる優しい上司もいると思います。しかし中には、非常に厳しい上司もいると思います。
もし、信念もなく、部下にただ迎合している上司ならば、決して若い人たちのためになりません。それは若い人たちにとって楽ですが、その気楽さは彼らをだめにしていくはずです。長い目で見れば、厳しい上司の方が、部下は鍛えられ、はるかに伸びていくはずです。
「小善は、大悪に似たり」と言います。つまり、短絡的に良かれとすることが、本人にとって本当にいいことなのかどうか、リーダーは、部下への真の愛情を見極めなければなりません。

ここのバランスは非常に難しいですが、
とにかく小善にはならぬようにしていきたい。
ベースに愛があるのか。
それが問われていると思う。。
Keep Walking!