【No.702】 歴史は繰り返される
出張中に長崎市内に行ったので、
長崎の原爆資料館へ立ち寄りました。
これが長崎へ投下された原子爆弾「ファットマン」のモデル。
爆発の際には、高性能爆薬の21キロトン分の相当するエネルギーを放出。
そのエネルギーの内訳は、爆風50%、熱線35%、放射線15%。これらが複雑にからみあって、
長崎の街は壊滅的な被害を受けた。
展示内容を見ていると、とにかく核兵器、戦争の悲惨さがものすごく伝わってくる。
ただ大事なのは、この悲惨な核兵器の被害、戦争がなぜ起こってしまったかという事だと思う。
当然そこには、資源や経済の問題が絡んでくる。
つまり、日本の利益のために自ら進んで戦争の道を選んだのである。
(いろんな意見があるが、そう僕は思っている)
この戦争で大きな利益を得た企業はたくさんある。
その中の一つ、兵器も大量に生産していた三菱グループの大きな工場もこの長崎にあった。
長崎が標的にされた理由の一つもここにある。
問題は、この戦争とカネの流れを見たとき、
その構造自体は当時も今も変わっていないという事だ。
日本はもう二度と戦争なんぞしない・・
と思っているのは大間違いだと思う。
戦争とカネの構造は変わらず、
国防軍を・・とか言っている今のような政治がある限り、
すぐにではなくとも、また大きな過ちに向かいつつある。
「歴史は繰り返される」
しかし、悲惨な核兵器の被害、戦争は絶対に繰り返してはならない。