【No.794】 琉球漆器を知ってもらうために
昨日はメイド・イン・沖縄・プロジェクトでは初の消費者の方々へ向けたイベント。
「琉球漆器で楽しむ謝花きっぱん」を開催しました。
会場である琉球うるしやさん、謝花きっぱんさんのご協力でこの企画が実現しました。
本当にありがとうございます!
全般的に元気といわれる沖縄の工芸品の中でも生産額が大幅に落ちている琉球漆器。
この現状をどうにかしよう。
そのために、まずは地元の方々に琉球漆器を知っていただこうという思いで企画しました。
生産者、ショップの立場からそれぞれ琉球漆器の歴史や製造方法、使用方法について
お話させていただきました。そして、実際に漆器を使ってもらい、会場のみなさまからも
質問やご意見をいただきながら、楽しみながら漆器を知っていただきました。
琉球漆器ってこんな器もあったんだ!
思っていたより扱いは難しくないんだ!
会場のみなさんの反応も様々でした。
もしかしたら、漆器は普段使っている工業製品よりは手間がかかるかもしれません。
でも、その手間を愉しんでほしいと思います。
何でも便利で、効率化された今の時代だからこそ、普段使いのモノに一手間をかけるという行為が
いろんなことを教えてくれる。そのひとつが漆器だと思います。
地元にこんな宝物があるんだ。
まずそれを知っていただきたい。
そして、何か1つでも使っていただきたい。
地元の人たちが使い、そして地元のモノづくりに文化に誇りを持つ。
そこから地域の活性化がはじまると思います。
決してお金をどんどんつぎ込んで箱物を作ることではない、内発的な発展。
そのためにもこの地道な活動を今後も継続していきます。