【No.884】 赤田のみるく
昨日は僕が住んでいる首里の中で、赤田町という地域がありますが、
そこの伝統行事「赤田のみるくウンケー」でした。
平和と豊年を招き寄せるみるく(弥勒)をウンケー(お迎え)し、
人々の無病息災、家庭円満を祈願する行事。
本来は旧暦の7月16日ですが、現在は旧暦のお盆に近い日曜日に行われています。
みるく様達が赤田の町内を練り歩くスネーイ。
沿道に集まった人々は、みるく様に扇をかざしてもらい、無病息災を願います。
みるく様のうしろには地域の子供達が、ドラやビーラルラー、ンガジ(ムカデ)旗を持って続きます。
約1時間かけて町内を1周したみるく様は、バンクという舞台に戻り、
この後、ウトゥイムチといって、みるく様に感謝の気持ちを表す奉納芸能が行われます。
1つの行事を通じて、様々な立場や世代を越えた共同作業が行われ、
地域が1つにまとまる。
そこに伝統行事の重要な要素があるのではないかと思います。
みるく様、また来年!