社長コラム

楽しい事は誰でもやりたい。
でも、楽しい事だけなんてないと思う。
楽しい、好きだから何かを始める。
進み出した道の途中には、大変な事や苦しい事がたくさんある。
それを乗り越えた時に、充実した人生になる。

苦しみや困難を乗り越えられるのは、本当にやっている事が好きだから。
そして何よりも、この道を選ぶという覚悟ができているから。
極端に言えば、退路を断つ覚悟があるかどうか？
覚悟の大きさによって、目の前に来た苦しみや困難に立ち向かうのか、
逆に避けるのかの判断基準が出来ると思う。
どこかで「また戻ればいいや」って思っていたら、厳しさは無くなる。
苦しい事から逃げて、なるべく楽しい事だけを選んで来た人は深みがない。
甲子園を目指す高校球児も、あれだけの苦しい練習をなぜやるのか？
それはまず野球が好きだから。甲子園に行こうと目標を決めているから。
沖縄のモノづくりをみてもそう思う。
一例で、芭蕉布の平良敏子さん、琉球ガラスの桃原正男さん、稲嶺盛吉さんなどのお話を聞いた時、
何でこんなに大変な道を選んだのか？あまりにも過酷すぎる話がたくさんある。
それでもここまでモノづくりを続けて来られた。
みなさんに共通しているのが、退路を断っていること（＝覚悟をしていること）。
何よりも、モノづくりが好きだからだと思っている。
やっぱり充実した人生を送るには、好き、覚悟、楽しい、つらい、苦しい・・・
こんな要素のかけ算の上に成り立っているのではないかと思う。
僕自身は、ずっと大きな覚悟ができていなかった。
苦しい事から逃げる事が多かった。
だから大人になって苦労しました。今でもそう。
ようやくこの7年くらい、まだまだ小さいかもしれないけど、自分でやると決めて、
つらい事や困難にも向き合うようにしてきた。
そりゃ大変な事もたくさんあるけど、好きだし、楽しいから充実している。
まだ半人前だけど、これから何があっても、自分で選んで信じた道を歩んでいきます。
Keep Walking！