社長コラム

昨日の沖縄タイムスに出ていた記事、
沖縄の貧困率全国最低だとか。。
まず考えておきたいのが、全国平均というモノサシ。
このモノサシの違いで相対的に高くもなるし、低くもなります。
しかも、これからはお金や物だけでは幸せになれないと思っています。
「物心両面の幸福」が大事ではないでしょうか。

ただ、それでも沖縄の給与水準についていうと、やっぱり低いと思います。
うちの会社でいうと、パートタイムはまだ良い方だけど、
フルタイム（正社員）はスタッフによっては平均より高くしていますが、
まだまだ同規模の同業者に比べると平均並みの給与体系です。
僕の考えとしては、地方の零細企業だから、沖縄の小さな会社だから給与は今くらいで
・・・とは全然思っていません。
沖縄の小さな会社なのにここまで出せるという位にはしていきたいと思っています。
そのためには当然原資となる利益を生み出す必要があります。
それも沖縄の商品で、それも手工芸を中心とした商品で。。
実はこのジャンル、経営してみると分かるのですが、利益を出すのに本当に大変な商品。
例えば、シーサーとかガラス製品を海外等沖縄の外で作らせて持ってくれば、単純計算ですが
粗利益は沖縄製の倍近くはあります。やり方によってはもっと利益が出せます。
一方でそういった商売をしている会社もあります。
でも僕らはそれをしません。沖縄の作り手の方々、関係者にお金をまわす事で沖縄に貢献する。
地域の資源を活かしてここまでできるんだというモデルケースになること。
そして、沖縄の内発的な発展に貢献すること。
それが僕らの考え方です。
だから、その前提条件の上で利益を出すには、
もっと付加価値をつけるような仕事へ、そしてもっと効率良く流通させていく。
この２つを同時追求していかねばなりません。
まだまだ課題は多いし、やる事もたくさんあります。
とにかく一歩ずつ一歩ずつ前進して、社員、作り手、関係者と身近な人々の
物心両面の幸福を追求すること。
それが沖縄への貢献の一歩になります。