米軍基地の現場から
おはようございます!
昨日、たまたま立ち寄った本屋で買いました。
米軍基地を抱える、沖縄、神奈川、長崎にある新聞社が書いた記事を元に
まとめれています。
私が気になった沖縄の基地経済についてメモしたものです。
●島懇事業(沖縄米軍基地所在市町村活性化特別事業)
基地所在市町村の閉塞感を解消するための地域活性化事業。沖縄県内の21市町村が活用し、45事業で「ハコ物」などのハード事業を整備、09年度までに836億円が投入された。施設の維持費が自治体に重くのしかかる。事業費負担は、国9、地方1。だが高額な維持費が財政を圧迫している。
・うるま市:舞天館は毎年度1千万円前後、じんぶん館は2千万円前後の赤字
・沖縄市の失業率13.7%。失業率が全国最悪と言われる沖縄県内でも、市町村ワースト5に迫る。
・沖縄市のミュージックタウンは、島懇事業事業費など約30億円を投入
●北部振興策
1999年12月、名護市の米軍普天間飛行場受け入れ表明を受け、10年間で総額1千億円を投じる事が閣議決定された。2006年にこの決定は廃止されたが、振興策は地元の要請で継続。期限切れが迫った09年、鳩山政権は当面の継続を決めた。名護市では約230億円が投入され、多くが「ハコ物」に消えた。
・名護市の失業率:2005年度12.5%で2000年より2.5%悪化した。
・名護市の市民1人当たりの年間所得:2006年度188万円。1999年は202万円と14万円も減少
僕が知っているだけでも、ここに書かれている以外に経済的な悪影響はまだまだあります。
沖縄県の2007年度基地関連収入は2088億円。県民総所得に占める割合はわずか5.3%。
それでも、基地が無くなると沖縄はさらに貧しくなるという風潮がいまだにある。。
この本に書かれているように、基地がある事でばらまかれたお金で沖縄の経済はむしろ
悪化しているといっても良いと思います。
何よりも、汗水垂らさずにお金が外から入って来ることで、
「自分たちの力で何かを生み出そう」という思考が停止してしまう。
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