豊かさとは何か
おはようございます!
今日は久しぶりに本の紹介です。
『豊かさとは何か』
この本は僕が良く行くカフェ「ブッキシュ」さんで偶然出会った本。
本も人と同じ、、
必要な時に必要なタイミングで出会うのだ。
だから偶然じゃなくて、やっぱ必然だ!
早速取り寄せて読みました。
しかも、この本は初版が1989年。
2005年に第58刷ですよ。すごくないですか??
これが意味するコトとは。。
僕が特に印象に残った一文です。
多くの種が共存しているほど、それぞれの個体もまた、豊かな生き方を保障
されているのが、大自然の原理原則だからである。
人間の個性を大切に、とか、弱者もともに生きる、ということは、人間もまた
自然の一部である限り、地球的な豊かさからみれば当然のことなのである。
木の葉が落ちてバクテリアに分解され、土壌を豊かにするように、小鳥が木
の実を食べたり、土中に蓄えたりすることによって、結果的に植林しているよ
うに、多くの種は、依存しあいながら生きている。
人間もまた、相互に依存しあい、連帯しあいながら、社会の中に根を下ろし、
労働や対人関係や自然との交流の中から、養分を吸収し、自分自身も社会にい
くばくかのものを還元して、植物のように生の循環をくり返す。
その循環の環は、いくつもの他者の循環の環とからみ合い連帯しあうことによ
って、豊かなのである。
ひとつ僕の意見を加えるならば、
完全な依存ではないと思う。
自然界の動植物は、それぞれの個体として懸命に必死に生きている。
(自然界に「怠ける」と概念はなく、怠ければ生きていけない)
その上での「依存関係」だと思う。。
このほかにも大事なキーワードがたくさんあった。
人間も自然の一部であるかぎり、原理原則に沿った生き方をしないと
本当の豊かさは得られないと思う。
資本主義がここまで混乱し、さらに大きな震災があった今、
人々はこの原理原則に立ち戻った価値観と行動になってきている気がしてならない。
だから今、
会社が、
そこで働く個人が、
どの方向に行くのかを考えるのです!