【No.1352】 何のため 誰のため

昨日は海人の方々が漁船を出し、辺野古沖に停泊している海上保安庁に対して
要請を行うとの事で、一緒に乗船させてもらいました。



民意を無視して辺野古の埋め立てを強行するとなれば、海の恵みを糧として生業を
行っている海人としても、これ以上海の破壊を見過ごせない。
辺野古の沖合で海の安全を守ると称して任務に就いている海上保安庁が
現在行っている行為に大義はない。
同じ海の仲間として、本当の意味で海を守って欲しい。
そういった内容のメッセージでした。
沖合には5隻の大きな巡視船。
そして、周辺には防衛省がチャーターした漁船が警戒船として10隻以上いて、
同じ海人である船を監視していました。
本当に異様な光景です。



陸に上がった時、海人同士のちょっとしたいざこざもあったのですが、
その時に相手方の海人は「本当は埋め立てに賛成じゃないけど、仕方なくやっているんだ」
といった内容の言葉を発していました。
本音が言えない海人もたくさんいるはずです。
それは海上保安庁の職員もしかりです。
辺野古は海も陸も、お金、利権、生活が複雑に入り混じった状況にあります。
同じ海人同士、住民同士が争う場面は本当に見ていてつらい。
お金も大事、生活も大事です。
でも、何のために、誰のためにこの仕事をしているのか? 生きているのか?
自分にウソをつかず、誰にも誇れる仕事、生き方をしたいし、そうなって欲しい。