【No.1363】 昨日のお昼
出張に行くと、なかなかゆっくりお昼を食べられない。
昨日も昼に時間がとれずに、15時ごろになってしまった。
しかも運悪く渋谷。
この雑踏の中で一体何を食べれば良いのやら。
歩いてふと気になるお店が、、
通り過ぎたけど、やっぱり気になって戻って見てみる。
かなり古くからやっているお店のようだ。
ぱっと見、30年以上はここで商売しているとみた。
のぞいてみると、お客さんはちらほら・・
人気がないのか、それとも15時という時間のせいだろうか。
ちょっと迷ったけど、これ以上歩くと次の目的地に着いてしまい、
食べ損ねる気がしたので、そのまま入る事にした。
扉をガラガラと開けると、そこ昭和の世界!
こりゃ30年どころじゃないな。。
メニューもたくさんある。
しかも結構お手頃。
その中で僕が気になったのが、「コロッケ定食」だ。
コロッケ定食ってありそうで、あまり見かけないメニュー。
コロッケは誰からも愛される食べ物なはずで、原価も安そうだから、結構ありそうなんだけど、、
正直肉じゃがと迷ったけど、ここはコロッケ定食に決定!
店のおばちゃん。
注文を聞くなり、厨房に 「はい!コロッケ~~~!!」
キャラ的にもぴったりだ。
僕の他に客は定食を食べながら黙々と本を読んでいる中年男性。
そして、昼からカツオのたたき、生牡蠣などをなぜかひたすら2人前ずつ注文し続ける
常連っぽいおっちゃん。
この店っぽい、しかも15時の店にぴったりのキャスティングだ。
あえて昭和の時代と少し違うといえば、もう一人の店員さんが中国人だという事くらいか。
でもこの中国人の女性もかわいくて、看板娘っぽい。
昭和感漂い、しかも15時というちょっとくたびれたこの時間帯に花を添えた感じ。
そんな事を考えていたら、結構な時間が経過した。
何かおかしいと思ったら、注文した定食が来ない・・・
おばちゃんに聞いたら何と注文を忘れられていた!
3人しかいないのに!!
しかも、おばちゃんがあんなにデカイ声で
「はい!コロッケ~~~!!」
って言ったのに。。
でもこのおばちゃん、ちゃんと僕に
「忘れられていたみたい!」と正直に言ってくれた。。(笑)
これもこの店の演出か??
と思ってしまうくらいにハマっていて、微笑ましいくらい。
おばちゃんが再度厨房に声をかけると、速攻でコロッケ定食が運ばれてきた。
見た目も定食っぽくて良い。
ごはんもちゃんとどんぶりに入っている。
ぽっこり膨らんだ不定型な感じ、
業務用で作られたコロッケじゃない事はすぐに分かった。
しかも食べてみると、ちゃんどジャガイモの味がする。
旨い!
渋谷のど真ん中、
これで650円とはとても満足。
ちなみに、今回は注文を忘れてしまったお詫びに生卵が一緒に出てきた。