【No.1451】沖縄の貧困について

1月5日の沖縄タイムスの1面は沖縄の貧困について。
絶対的貧困率、子供の貧困率、そしてワーキングプア率も全国でワーストという
衝撃的な内容でした。
自分自身、沖縄の貧困については、前々からある程度認識はしていました。
昨年は専門家のを会社にお呼びして、「沖縄の貧困について」と題して
社内勉強会も実施し、社員に沖縄の貧困の現状を学んでもらいました。
ただ、改めて数字を突きつけられると、相当深刻だなと思いました。
しかも、2位との差も大きい!
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*2016年1月5日 沖縄タイムスより
沖縄県内で必要最低限の生活を保つための収入がない人の割合を示す「絶対的貧困率」は、2012年に34・8%、また18歳未満の子どもがいる世帯の「子どもの貧困率」は同年で37・5%といずれも都道府県別で最悪、さらに伸びも全国平均を大きく上回ることが、山形大の戸室健作准教授の研究で4日、分かった。県内で3世帯に1世帯は貧困状態にあり、その層が急速に拡大していることが明らかになった。

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貧困は単純は話ではなく、様々な問題が絡み合っていると言います。
そして、その貧困が更なる問題を生み出していきます。
さらに、沖縄は戦後の長い米軍統治で社会整備が日本の他地域より遅れた事など
地域特有の問題もあるといわれています。
自分自身も、まずはゆいまーる沖縄で働いてくれている社員の待遇を改善していこうと思い、
これを5年前から始めた会社の改革時のテーマの1つとしました。
改革するための様々な投資もあり、そんなに余裕はないのですが、
会社の収益構造の改善をしながら、毎年少しずつですが人件費は増額しています。
ただし僕が目指す待遇まではまだまだなので、これから引き続きのテーマです。
そして、会社が関わっている工芸のモノづくりに関しても、
作り手の収入や、社会保障の状況をみると、非常に厳しいといえます。
6年前にとある工芸工房が集まった組織で、工房にも社会保障を導入していこう
という事になり、あれからその組織の中で3件の工房さんが導入をしました。
これは工房さんにとって、とても大きな決断だったと思います。
加えて、もう5年間お手伝いさせていただいている沖縄県の事業では、
工房の運営についてのカリキュラムを組み込んでいます。
商品の原価計算から収益計算のやり方等、
しっかりお金を残していく工房運営方法をお伝えしています。
沖縄の貧困は本当に厳しい状況ではあるのですが、
こういった感じで、まずは目の前の社員、そして関わっている業界の方々へと
僕らができる事から少しずつ、そして着実に変えていく事。
そして同時に、お金だけでない豊かさのモノサシを持つ事も
さらに重要だと僕は考えているので、
この価値観を会社としても事業を通じて発信していきたいと考えています。