【No.1523】産地としての転換期と僕らの役割

先週は、福岡県八女にあるうなぎの寝床さんの新たな拠点、旧寺崎邸でスタートした「沖縄 ちくごものづくり比較展」。このオープニングイベントで、沖縄の歴史と工芸+ゆいまーる沖縄の取組についてお話しさせてもらいました。



今週は、ゆいまーる沖縄主催の「沖縄型工房運営研究会」、連続セミナーの最終回でした。



そして、一昨日は石垣島へ、、
石垣みらいカレッジの講座で、「10年後の見据えた 沖縄型工房運営学」と題してセミナーを開催させてもらいました。



石垣島だけでなく、西表島、波照間島からも参加者の方々が。
ジャンルもやちむん、織物、木工、民具、そしてふんどし!まで様々でした。
懇親会も開いてもらい楽しい夜でしたー!



思うように売れなくて困っている他産地とは違い、沖縄は売れているのに工房運営が楽ではないという特徴があります。でも、なぜそのような状況なのか?どうすれば変えられるのか?誰に相談すればよいのか?
作り手の人達はそれが分からくて困っています。
僕自身も、ゆいまーる沖縄として、流通を通じて沖縄の工芸業界に貢献するというだけでは、業界の山積している課題を解決するのは不可能だと思い、作り手さん達へ向けた学びと交流の場として「沖縄型工房運営研究会」をスタートさせました。
(しかも、このアイデアはうちの社員から出たという事が僕にとってすごく嬉しかったのです!)
こうやって勉強会を通じて作り手のみなさんと話をしていると、沖縄のモノづくりも転換期を迎えているなとつくづく感じます。
モノづくりが転換期を迎えるという事は、ゆいまーる沖縄も転換期であるという事です。
そのために、沖縄型工房運営研究会や地域間交流を通じて、作り手の皆さん、そして今まで関わりのなかった人達と一緒に、これまでの枠組みにとらわれず、新たな立ち位置、役割を模索し、イノベーションへとつなげていきたいと思います。