【No.1543】新型コロナウィルスの影響とこれから

新型コロナウィルス感染症は、沖縄でも観光産業、外食産業はじめ様々な業種に大きな影響が出ています。リゾートホテルの稼働率も10%〜20%位の所もあり深刻な状況です。
関わりの深い沖縄の工芸業界も、時間差でこれから影響が出てくると思います。



経営をしていると当然リスク管理をするわけですが、正直ここまでの感染症リスクは想定外でした。
でも、去年の首里城火災、そして今回の新型コロナといった想定外の事が続いている沖縄。もはや想定外を想定しておかなければならないと感じています。



感染症の歴史をみてみると、人類の農業革命、都市化、産業革命、交通革命など人類の発達によって、住血吸血症、マラリア、天然痘、結核、コレラ、インフルエンザ等の感染症が発生し、大きな影響を与えてきました。
人類の歴史には感染症との戦いがあり、それは人類の発達によって表面化し、拡大させてきました。
感染症は、ある意味人間が生み出したといえるかもしれないし、人類の発達に対する自然界の調整メカニズムが働いたといえるかもしれません。
そして、大規模な感染症の後に社会の変革、人々の認識の変化が起きています。
今回の「コロナ後」もグローバリズムや企業のビジネスモデルのあり方、デジタル変革(DX)、そして社会不安が増大して人々の認識や価値観も大きく変化するでしょう。
沖縄もこれまで突っ走ってきた観光産業のスタンスを再考するタイミングだと思います。



経済が回復にむかう時、単にこれまでの活動に戻るのではなく、今回の大きな試練から学び、どう変化するのかが大切だと思います。
僕はグローバリゼーションの流れに加えて、地域の小さな経済、地域の資源、地域のコミュニティーがこれまで以上に重要になると考えています。
私達ゆいまーる沖縄も沖縄に根を張る企業として、これから大きく変化する世の中に提供できる価値を再定義し、アクションしていきます。